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一歩一歩着実に、そして確実に進んでいきたい。

個性あふれる

 裁判官も検察官も弁護士も,それぞれ人情味溢れるいい人が揃っていて,それぞれ個性があって,考え方も違えば,感性も違う。
 なんとな~く,裁判官って誰もが画一的でお堅い感じがして,検事と言えば誰もが厳格で高圧的な人なんだろう,くらいに思っていたけれど…。
 ぜんぜんそんなこと無いのね。
 弁護士を選ぶことはできても,裁判官や検察官を選ぶことは基本的にできないので,それぞれ個性があることが,良いのか悪いのか分からない。
 もちろん,どれだけ個性豊かな人でも,法曹として法を無視して行動することはできないので,法に従って一定の手続きを履践していることは間違いなく,先例を無視して結論を出すことは考え難い。だから,法律上は問題ないし,一定の基準は(ほぼ確実に)満たされている。

 これって,裁判員裁判だとどうなるんだろう。量刑判断なんて,とんでもないことになるんじゃないだろうか。
 状況を機械的に当てはめれば量刑が出てくるわけじゃない,なんてことも言われるけれど,一定の基準があるからこそ,法の下の平等だとか,法に対する信頼が生まれるんだと思うんだよね。同じことをやったら同じ罰じゃないと,不公平でしょ。それなのに,同じことをやっても量刑が大きく違ったとしたら,法律って何のためにあるんだろう,くらいに思わないのかな。もっと悪いことに,演技がうまければ量刑が下がる,なんてことになりかねないのかな。

 良いような,悪いような。
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プロフィール

author:弁護士 稲毛正弘

群馬弁護士会所属
法律事務所フラットにて執務中
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最近、よく年齢を聞かれます。
身体を動かすことは好きです。

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