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一歩一歩着実に、そして確実に進んでいきたい。

証明責任

 今日の反省点。


 裁判所が請求について審判を求められたとき、その訴訟の前提としての揃っているならば、それについて判断しなければならない。この判断をしないならば、国民の裁判を受ける権利(憲法32条)を阻害したとして憲法違反となる。
 とは言っても、一定の事実が存否不明となってしまい、どうにも判断に困ってしまう事もある。

 このような事態に対処するための法技術として、証明責任の概念が存在する。証明責任とは、法令適用の前提としての事実が存否不明となった場合に、その法令が適用されない事によって、当事者が負う負担を言う。

 なんだか、責任という概念からすると、何かをしなければいけない、みたいな感じがするので、論文にするときには、ついつい証明責任を負う、という言葉を使ってしまいがち。だけれど、証明責任と主張立証責任は概念というか、レベルが全く異なる。

 一応は理解しているつもりでも、ついつい何かに書いてしまう、って事は、きちんと理解できていない、という事なんだと思う。こういうのって、基本書の読み込みが足りないとか、理解が足りない、とか言うよりも、この単語を使い込んでいない、っていう事なんじゃないかと思う。冷静に考えれば違いはわかるんだけれども。

 これってやっぱり、本当に理解していない、という事なんだろうな。

 受験生としては、ちょっとした言葉のあや、に近いようなミス。論文の採点をする…してくれる(?)人達は、こういうのをしっかり理解してるから、理解が不十分なところがハッキリと見えるんだろうな。
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プロフィール

author:弁護士 稲毛正弘

群馬弁護士会所属
法律事務所フラットにて執務中
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最近、よく年齢を聞かれます。
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