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一歩一歩着実に、そして確実に進んでいきたい。

債務整理の新聞広告

最近、債務整理やります、という新聞広告を見るようになりました。
東京の弁護士さんが、わざわざ地元まで来てくれて、そこで相談会をやってくれるそうです。
あと、過払い金は10年で時効になるから、急いだ方が良いのだそうです。

へぇ、ほぉ、ふーん、という感じで眺めていたのですが、ちょっとだけ気になるところが。

αさんだったかXさんだったか忘れたのですが、ある人の過払金の事例の中で、
A社の過払い金が90万円ちょっとだったのに、A社が民事再生をやったから8万円くらいしか取れなかった、という記載が。

民事再生と言えばクレディアだけど、返済率が10%を切っているから違うはず。
武富士も思い浮かぶけど、ここは会社更生だし、返済率も3.3%と少ないから違うはず。


だいぶ前のことだし、自分が知らないような小さい会社のこと、なのかもしれないけど…。
広告の信用性そのものに疑問を持っちゃうんだよなぁ。
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あー 夏休み

日々暑くなる今日この頃。
気づけば8月も中盤に差し掛かっています。

この時期、様々な会社やら官庁やらで夏休みを取る結果、なかなか連絡したい人に連絡できない、というケースが増えてしまいます。
個人的には、あんまり夏休みとして長い間の休みをこの時期に取る予定はありません。
ですので、事務所も基本的にはオープンしています。


だって…どこに行っても混んでるんだもん。
人混みは、あんまり得意ではないのです。

そんなわけで、今年は(というか、今年も)、お盆の間は、事務所でのんびりしながら、
色々と書きたかったものをまとめたり、
読みたかった本を読んだり、
そんな時間に費やそうと思っています。

武富士の会社更生

先月末、武富士が会社更生法の適用を申請しました。
そこかしこでニュースやってたし新聞にも載ってたし、いちいちリンクを貼ったり記事を引用したりはしませんが。

自分の顧客にも、大きな影響を受ける方が何人かいて、どうしたもんかなぁ、と頭を抱えて…も仕方ないので、諦めているところです。
これほどの大きな会社が、会社更生手続開始の申立てを行ったのだから、裁判所ともしっかり事前協議を行っていたはず(裁判所としては、どんな会社であっても、申立ての最低1週間前には相談しろ、という運用らしいです。)で、そうすると、手続きの途中で何か問題が起こることはあっても、開始決定が出ない、ということは無いはず。
あとは、会社更生手続きのなかで、粛々と進めて行くしかないですね。

この前の土曜日に、弁護士会で武富士関係の無料電話相談会を行ったのですが、いや~、もう電話が来ること来ること。
武富士の(実質)破たんはこんなにも大勢の人に影響を与えているんだなぁ、と思い知らされました。

聞いたところによると、月曜以降も問い合わせがたくさん来ている、とのこと。

もう一度、今週末に弁護士会で実施するかもしれません。

他人事にはできない

2日午後2時40分ごろ、横浜市中区太田町1の関内川島ビル9階「横浜みらい法律事務所」の女性事務員から「事務所に刃物を持った男が入ってきた」と110番があった。駆けつけた神奈川県警加賀町署員が、所属する弁護士の前野義広さん(42)=同区蓬莱町3=が事務所内で血を流して倒れているのを発見。胸や腹を刺されており、病院に運ばれたが同4時ごろ死亡した。同署は殺人事件とみて逃げた男の行方を捜している。

(元記事) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100602-00000065-mai-soci(追記:リンク切れました。)

弁護士の基本的な仕事は、法的紛争に対する助言や、法的解決が仕事。
相手方の恨みを買ったり、法律上どうにもならないことで、依頼者の不満が溜まったりすることはあるもので。
業務妨害対策もそれなりに考えてはいるけれど、新件の相談中に突然刃物を持ち出されたりしたら、どうしようも無い。

しっかしなぁ…。

亡くなった方は、42歳の弁護士で60期登録らしい。
平成17年の旧試験、かな。
弁護士になるまで、相当苦労したんだろうな。制度変更直前だから、これが最後のチャンス、くらいに思って受験した上で、やっとの思いでつかんだ合格なんじゃないだろうか。
これまでは、家族にも迷惑のかけっぱなしだったりとか。


ご冥福をお祈りします。

訴額は低いが、問題が根深い

相談を受けて困ってしまう類型の1つが、
適切妥当な解決をするには、弁護士が入ってなんとかした方がいいかもしれないけれど、
弁護士が入ってそれをやっていると、確実に費用割れするケース。

その業務をこなすには、事前の準備等を含めると、それなりの費用がかかる。
けれど、一番うまくいったときでも、それほど大きな額を受け取れるわけではない。


なんとか助言しながら頑張ってもらう、くらいしかできないのかな。


正義の観点から(?)、コストなんか度外視して、これはなんとかしなければ、と思う仕事もあるのはあるけれど、
なかなか全部がそうとは言えない状況。

かといって、一定以上にコストを減らすことは、業務の性質上不可能だろうし。
うっかり自白成立だとか、うっかり期間徒過だとか、後でカバーできる性質のものじゃないので。


なんとも悩ましい。
プロフィール

author:弁護士 稲毛正弘

群馬弁護士会所属
法律事務所フラットにて執務中
プロフィールのページはこちらから
(どっちもリンクになってます)
最近、よく年齢を聞かれます。
身体を動かすことは好きです。

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